ピアノを弾くということ
『ピアノを弾く所作は、非日常です。』
とは私の口癖です。習い始めの大人のレッスン生の方に
『日常生活でピアノの練習の足しになるようなことはありますか?』
みたいなことをよく聞かれます。私は決まって、
『ございません、なぜならピアノを弾くことは非日常なのです。』
とお答えしています。●それでは、もう少し詳しく
日常での指の動きとは、どのようなものですか?
字を書く、ネクタイを結ぶ、ドアを開ける、箸を使う、、、
ピアノを弾く動作と、どこが違うのか。
日常の指の動きは、1本または複数の指とその他の指で構成されており、手の指を2分、または、せいぜい3分。
ピアノを弾く時、複数の指を同時に動かすことはありますが、その音は全て異なります、つまり、5分しています。
このように、かなり違います。
そして、重力奏法では、尚且つ力点は指先ではないということ、これこそ全く異なる点、非日常です。
まず、ピアノを弾く定義をご自身でしっかりと定めることが必要です。
そして、その上で、改めて『ピアノは頭(脳)で弾く』ということも付け加えておきます。
字の如くではありますが、それプラス、間違って弾くところがあるとすれば、まず、その原因を明らかにする、改善策を探す、試しに弾いてみる、問題解決までこれを繰り返す、です。
レッスンでは、私が原因究明のお手伝いをします。
その指導の下、弾いてもらうと、練習無し一発OKということがよくあります。「なーんだ、こんなことで弾けるんだ!」どれほど多くのレッスン生から漏れ出た言葉か。
フォーム改善は即ち曲を仕上げるのに最短な方法なのです。
ピアノは指では弾きません。
指はあくまで音の特定のみ(ポインター)、動かすのは他の部分です。
人の身体は全部繋がっています。
そこを切り離して捉えることができるようにすることが、ピアノを弾くフォームを作ることや指の独立に繋がります。
今回は、ここまで。それでは次回お会いしましょう♪
ピアノは決して叩きません。
ピアノを弾く前に、しっかりとしたフォームを身に付けること、これが大事。
以上のことをイメージして、ピアノに向かってください。
今まで何気に弾いていた、弾けていたはずの曲が 弾けない、或いは、弾く曲が 見当たらない。
そのように感じた方は、重力奏法の扉の鍵が開けたも同然、ようこそ!
これから一緒に学んでいけたら幸いです♪
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ーわかりやすいぞ!【重力奏法】シリーズ 過去ログー
・わかりやすいぞ!【永久保存版 重力奏法】その7 スタッカート(解説編)
・わかりやすいぞ!【永久保存版 重力奏法】その6 スタッカート(実技編)
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※重力奏法という言葉は日本だけで使われていまして、海外では当たり前(主流)です。
わたくしのレッスンは、
あなたのフォームそのものを常に見直し、そして曲の完成度を高める、ということになります。
フォームは一度教えたら、それで終わり、ということではありません。
パッセージにより手の形は多様に変化します。
あなたの手が どのように動き、どの方向に、どういう力が はたらいているのか。
ご自身でも気づかない無意識による 無駄な力 を見つけて直していきます。
日本におけるピアノ教育が、重力奏法が当たり前となる様、微力ながら私も頑張ってまいります。
重力奏法を学びたいというレッスン生が散在しているのに対し、理論立てて一人一人を解析し指導できるピアノ講師は絶対的に少ないのが現状です。
遠方の方へはオンラインレッスンで対応しています。
お気軽にお問い合わせください。
それではレッスンでお会いしましょう♪
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