重力奏法を具体的に説明すると ー2音ー

 

前回のおさらい

左第3指で『ド』を弾く

今回は、楽譜Aを弾きます。

※一音の弾き方は前回を参照ください。

実は、前回、伝えていなかったことがあります。

弾かない指も全て鍵盤の上に置いておきます。

その時の位置は、左第3指が『ド』であれば、画像Bのように置くのが理想です。

MP関節で屋根を作る感じで鍵盤の上にふわっと広げます。
前回のピアノの屋根の上での動画演奏動画

 

 

 

楽譜Aを実際に弾いてみます。まずは、ピアノの蓋の上で。

 

これを白鍵の上で行うと、どうなるか?

まず、動画(答え)を見る前に、自身でイメージもしくは実際にピアノで弾いてみてください。

 

隣り合った2音を弾く様子を見て、何か気付きましたか?

まるで歩くよう!

 

ロシアピアニズムの奏法では、人が歩くときに自然に両足を交互に出し、片足ずつ重みを地面にかけるような感覚である。
これであれば、身体を動かしやすいうえに痛めにくいはずだ。
(原文ママ)
「響き」に革命を起こす ロシアピアニズム (著 大野眞嗣)より ~103頁 最後の3行

 

今回はドレ(隣の音)を弾く実践を紹介しました。

たかが2音、されど2音。

重力奏法で弾けば、この音だけのメロディーでさえ、なんと美しい響きでしょう。

ピアノの音が宇宙の果てまで響くようです。

ピアノの音が好きすぎて、練習しすぎてしまわないように要注意。

それでは、また次回。

今回は実践モード中心に隣り合う2音の弾き方をお伝えしました。

次回は、この2音を弾く時の指、手、腕、と体の状態をもう少し詳しくお伝えする予定です。

 

ピアノは決して叩きません。

ピアノを弾く前に、しっかりとしたフォームを身に付けること、これが大事。

以上のことをイメージして、ピアノに向かってください。

今まで何気に弾いていた、弾けていたはずの曲が 弾けない、或いは、弾く曲が 見当たらない。

そのように感じた方は、重力奏法の扉の鍵が開けたも同然、ようこそ!

これから一緒に学んでいけたら幸いです♪

─『ド』 一音のみしか弾いておりませんが、今回はここまで─。

ーわかりやすいぞ!【重力奏法】シリーズ 過去ログー

・わかりやすいぞ!【永久保存版 重力奏法】その3 1音

・わかりやすいぞ!【永久保存版 重力奏法とハイフィンガー奏法】その2 遠心力

・一番わかりやすいぞ!【永久保存版 重力奏法とハイフィンガー奏法】その1 比較

 

※重力奏法という言葉は日本だけで使われていまして、海外では当たり前(主流)です。

 

わたくしのレッスンは、

あなたのフォームそのものを常に見直し、そして曲の完成度を高める、ということになります。

 

 

フォームは一度教えたら、それで終わり、ということではありません。

パッセージにより手の形は多様に変化します。

あなたの手が どのように動き、どの方向に、どういう力が はたらいているのか。

ご自身でも気づかない無意識による 無駄な力 を見つけて直していきます。

 

日本におけるピアノ教育が、重力奏法が当たり前となる様、微力ながら私も頑張ってまいります。

 

重力奏法を学びたいというレッスン生が散在しているのに対し、理論立てて一人一人を解析し指導できるピアノ講師は絶対的に少ないのが現状です。

遠方の方へはオンラインレッスンで対応しています。

お気軽にお問い合わせください。

それではレッスンでお会いしましょう♪

 

 

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大事なピアノと末長く付き合っていくために注意しましょう!

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美しい音を求めて、私自身も研究練習を続けていきます。

 

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教室では、楽譜通りに弾くだけではなく、美しい音の追及、ピアノを弾き始めの段階から体を痛めないレッスンをします。

美しい音を出すために、お子様の成長に、大人の方の「またピアノを弾きたい」を応援します。
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