弾き始めてからの姿勢について

いよいよです。
練習してきた成果を披露する時がやってきました。

ここは、どこかの会場?レッスン室?

どこでもいいです、誰が聴いているかも関係ありません、いつも通りに弾くこと━が今のやるべきこと。

━まず、椅子の高さのチェック。

そして、ゆっくり腰かけて、、、静寂の中に 1音、そして続く聴きなれたフレーズ、よし、いつも通りのスタート。

上手く弾けているし、ここは盛り上がってきてるところだし、自分空間に入り込み、つい 体が大きく動いてしまう。

━みたいなこと、ありますか?

弾くために必要な動きであれば問題ありません。
ですが、それが全然そうでないのであれば、それはやめなくてはなりません。

ピアノを弾くときには頭の先からつま先まで全て弾くためだけに使うことが理想です。
座っているように見えても実は立っている状態に近い(と私は思います)です。

特に頭は重要、司令塔ですから位置はほぼ固定。
全体の姿勢は弾き始めから弾き終わりまでほぼ同じ。
曲中、右寄り、左寄り、上下運動、若干ありますが、概ね大きな動きなく弾き終えます。

難曲も、当たり前のように、よっこらしょ とか やったぞ感 は全くなし、これが理想。

最近の傾向はちょっと変わってきました、ビジュアル系のピアニスト、演奏家もたくさんおられます。

何を隠そう私はランランが大好きです。

彼はよく大きく頭を動かします、しかも やったぞ感たっぷり目!ドヤ顔で思いっきり!~例外もあるんだな~って思いながら聴いてます。

美しい音を出すために━とあれこれお話ししておりますが、、、
机上の論理と実践はこれまたどういうわけか違ってきます。

言い訳 ではありません、人の体は同じではないからです。

手の形を先日お話ししましたが、卵を縦に持つ、あれも導入時だけの話で、実際に弾けるようになっていくと曲の中では指を真っすぐに立てて弾くことだって多々あります。
卵は手のひらの中からポトリと落ちてしまうわけです。

弾き始めてからの姿勢は、何を弾くかによっても異なります。
足踏みもあればジャンプもあります。

それらは傍から見て簡単に判るものではありません、ほんの少しだけの動きですから。
でもそれが究極の 美しい音を出す秘密 であると私は考えます。

次回の【豆知識】も 美しい音を出すために 弾き始めてからの姿勢について をアップしようと思います。
今回は非常にたくさんのキーワードが出てきましたので、その中から採り上げます。

美しい音を出すためにお手伝いができると嬉しいです。
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