『あめふり』─オルガン・ピアノ1より─

今回は講師による演奏

今回は教則本の運指を使わず、1回目の演奏は指番号3、2回目の演奏は指番号2です。
FineとD.Cも割愛しています。

当教室のレッスン生の自宅学習用の演奏動画になります。
教則本は普通に指示通りの運指で進めていきます。
ある程度進んだところで、教則本の最初の楽譜を利用して重力奏法(ロシア奏法)で繰り返し練習します。

◆重力奏法(ロシア奏法)練習法◆

鍵盤に触れてから手首が支えている力を抜いて指が落ちることで音が鳴ります。
鍵盤は決して叩きません。
音が鳴ったら指が下に沈みます。
下に沈んだ指に腕の重さを掛けてて第3関節で手を上に持ち上げます。
そうすることで、手首が自然についてきて手首の位置も上がります。
手首が上がったところで次の音の準備に入ります。
次の音も同じ指ですから、鍵盤から離し、次の音の鍵盤の上に触れ、触れたと同時に手首の支えている力を抜き、落ちた指が音を奏でます。

これの繰り返しです。

1本の指で、きれいな音が出せるように

第3指が一番安定している指、その次が第2指。
重力奏法の練習は先ずこの二つの指から始まります。

このように1本の指で、きれいな音が出せるように練習します。
一音一音、大切に、心を込めて、優しくやさしく弾いてください。
繰り返しますが、決して叩いてはいけません。

◆幼児期の手はまだ発達途上◆

そのことを踏まえ、指は丸めず伸ばしたままでOKです。
段階を踏んで丸くしていきます。

よく、卵の形 と昔習った方も多いと思いますが、あれは、正しくはありません。
間違い、と言えば間違いです。
正しい手の形は、一言では申し上げられませんので都度レッスンでお伝えします。

ゆっくり一音一音確かめて弾くと、心も安らぎます。
キレイな音が出たら、正解です。
キレイな音を目指して弾いてください。
究極のピアニシモ、これがピアノの習い始めから出せるなんて素晴らしい♪

ついつい練習時間が長くなってしまいがちです、水分補給も忘れずに♪

第一部「心で聴く」ピアノ奏法へ構想

実り豊かな音楽の学習には三つのことが必要である。
天分、努力、および良き教師がそれである。
芸術的演奏は難度6からようやく始まるものではない!
この芸術的演奏の土台は第一段階においてすでに置かれなければならない。
「心で聴く」方法に則った音楽演奏は深い静けさを欲し、騒々しい技術(テクニック)の世界から内的な離脱を必要とする。
─ツィグラー「耳から学ぶ教本のために」より─

美しい音を求めてまだまだ旅は続きます。

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美しい音を出すために、お子様の成長に、大人の方の「またピアノを弾きたい」を応援します。
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