鍵盤のどこを弾けばいいですか?

この春から始めたレッスン生からの質問。
とっさの答えは「鍵盤の奥を弾くのが良いとされているけど。。。」と、ちょっと曖昧な感じ。
続けて、手の指は山成状だから、自然に鍵盤に置いて、その場所を弾けばよいと思います、みたいな回答を添えてレッスン終了。

一人になった私は、弾いてみた、鍵盤の奥で弾いてみた。
宝物見つけた感♪
弱音でどの指からの音も均一の音量、思わずにっこり。
知識として覚えていたのに実践していなかった(意識して弾いていなかった!)ことにちょっとバツが悪く。
(私以外に誰も居ないのに)

調べると、昔のピアノは鍵盤蓋がカーブしていたようです。
憶測ですが、鍵盤の奥を弾くことを前提としていたからそういう造りだったのではと思います。

ピアノは幾度もの改良を重ねて今の形になりました。
『奥を弾く』ということはあまり言われないように思いますが、もう一つ思い出したのは、私に教えた先生は、上手な人の鍵盤蓋には傷がついているんだと仰っていました。

レッスン生の質問の答えを私は40年前に聞いていたのです。

初心者だからこその目線も大切だと改めて気付かされました。

スクショはホロビッツです。
鏡になっているので、(左手)よくわかります。
演奏は勿論極上です。

美しい音を求めてまだまだ旅は続きます。

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教室では、楽譜通りに弾くだけではなく、美しい音の追及、ピアノを弾き始めの段階から体を痛めないレッスンをします。

美しい音を出すために、お子様の成長に、大人の方の「またピアノを弾きたい」を応援します。
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