【序章】

大人になってピアノを始める方への教則本について━
気にしなければ、幼児用をそのまま使えばよいのですが。
楽譜を見に行くとそりゃもうたくさんあるある、迷います、どれもこれも初心者と謳っているし。
気に入った曲を見つけて、ついつい買ってしまう。練習するぞ!の意気込みを秘めて。
やる気満々、でも、ちょっと、待ってください、と私は少しそのような言葉をかけなくてはいけません。
そして、それが今回ご紹介する楽譜です。


大人になってピアノを習い始める方は以下の2つに分けられると思います。
 1.全く初めての方 
 2.以前、習っていた方 

今回のお話の対象は、 1.全く初めての方  です。

シニア・ピアノ教本
 1巻~3巻まであります。
「頭ではわかっていても、指が動かない」というのが大人の方に共通の悩みです。本書はどの段階でもそのことに十分な考慮を払い、ゆっくりと一歩ずつ着実に進んでいきます。」
引用⁑シニア・ピアノ教本「はじめに」
シリーズ3冊終了時はバイエル終了程度
併用本としてシニア・ピアノ・レパートリー:A、B、Cの3冊があります。
(画像はシニア・ピアノ教本1と2およびシニア・ピアノ・レパートリー:A)

推薦する理由

1.音符が大きく、余白もあり、見やすいです。
2.少しずつ確実に読譜と弾くことが一緒にマスターできます。


大人の方のレッスン希望のお問い合わせが多く、楽譜を見に行くと、そのほとんどは、人気のある曲が簡単にアレンジされて収録されています。
また、レッスン生の希望の多くが『○○という曲が弾きたい!』ですので、レッスン生は既に楽譜を購入してやってくることが多いのです。

つまづくのは、一様にして 楽譜が読めない です。
そうすると、その都度、音符の長さ、音符の位置 を確認することになります。
あれれ?となるわけです。(当然、知っていることが前提なのですから。)

楽譜は1冊でなくていいのです。
1冊目は当教室推薦の楽譜を利用して、初歩的なことを確実に覚えていきます。
2冊目はご自分のお好きな曲をご準備いただいて構いません。

※2冊目と1冊目の難易度の乖離がある場合は、2冊目はしばらくお預けにします。

1.5冊目ご提案として、1冊目の難易度に合ったものを練習する。これはご希望があれば増やします。
上達するのはこの手法です、とにかくたくさん弾くことです。

※の理由
腕、指、体のどこかの部分を必ずと言っていいほど痛めます。
一度痛めてしまったら治すのは厄介です。

始めるのに年齢は関係ありません。
当教室では70歳から再スタート、70歳で始めました、という方々が実際にレッスンに来られています。
一様に楽しそうです。

私も50歳前からピアノを弾き始めました。
皆さんの 弾きたい のお気持ち、わかるつもりです。
お手伝いすることは私の喜びです。

教室では、楽譜通りに弾くだけではなく、美しい音の追及、ピアノを弾き始めの段階から体を痛めないレッスンをします。

美しい音を出すために、お子様の成長に、大人の方の「またピアノを弾きたい」を応援します。
ご質問も受け付けます、コメント、メール、お電話 お気軽にどうぞ♪

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